WindowsでコマンドラインからUSBデバイスを切断/再接続する方法
- Windows Driver Kit (WDK) のダウンロード
以下からMicrosoftの公式ツールである「Windows Driver Kit (WDK)」をダウンロードします。Windows Insider Program (無料)に参加する必要があります。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/drivers/download-the-wdk
- インストール
インストールし、インストールされたパスを確認します。
筆者の環境(Windows 10 64bit)では以下にインストールされました。
C:\Program Files (x86)\Windows Kits
実際に利用するプログラムは以下です。(64bit)
C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Tools\x64\devcon.exe
※実際のプログラムは各自の環境に合わせてください。
- デバイスIDの取得
対象となるUSBデバイスの「ハードウェアID」を取得します。

この場合”USB\VID_05FC&PID_0231&REV_0100&MI_01″になります。
デバイスマネージャーから確認することができます。デバイスマネージャーの起動方法は以下となります。
キーボードの[Windowsマーク]と[Xキー]を同時押しし、「DEVMGMT. MSC」 と入力します。
- コマンドから実行
管理者権限で実行する必要があります。
切断する場合は以下となります。
“C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Tools\x64\devcon” disable “USB\VID_05FC&PID_0231&REV_0100&MI_01”
再接続する場合は以下となります。
“C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Tools\x64\devcon” enable “USB\VID_05FC&PID_0231&REV_0100&MI_01”
- batファイルの作成
以下を参考にしてください。
@echo off
rem これはUSBデバイスを切断/再接続するためのBATファイルです。rem プログラムの場所を設定。
rem “”で囲むこと。
rem (例)PG=”C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Tools\x64\devcon”
set PG=”C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Tools\x64\devcon”rem デバイスIDを設定。
rem プログラムの場所を設定。
rem “”で囲むこと。
rem (例)DEV=”USB\VID_05FC&PID_0231&REV_0100&MI_01″
set DEV=”USB\VID_05FC&PID_0231&REV_0100&MI_01″rem 管理者権限で実行しているかチェック
NET SESSION > NUL 2>&1
IF %ERRORLEVEL% == 0 (
goto :start
) ELSE (
ECHO 管理者として実行していません。
goto :end
):start
ECHO +—————————+
ECHO 接続する場合:Eを入力
ECHO 切断する場合:Dを入力
ECHO 終了する場合:Fを入力
ECHO 続ける場合:Cを入力
ECHO +—————————+
SET INPUTSTR=
SET /P INPUTSTR=””
IF /i “%INPUTSTR%”==”C” GOTO :start
IF /i “%INPUTSTR%”==”D” GOTO :disable
IF /i “%INPUTSTR%”==”E” GOTO :enable
IF /i “%INPUTSTR%”==”F” GOTO :end
ECHO 入力が正しくありません。
GOTO :start:enable
%PG% enable %DEV%
ECHO 接続が完了しました。
GOTO :start:disable
%PG% disable %DEV%
ECHO 切断が完了しました。
GOTO :start:end
ECHO 終了します。
pause
以上です。